コピペ的視点で見る、熊本県営保田窪第一団地

所在地: 熊本県熊本市
最寄駅: JR豊肥本線水前寺駅
設計: 山本理顕
コピペ度: 9
コピー度: 7
ペースト度: 6
パプテマス・シロッコ度: 8
ハイカラ度: 9
サッカーボール度: 5
トヨタ度: 7
参考
県営保田窪第一団地 アートポリスネット
□ 建築に携わる人々の間では設計者の「作品」としての評価が流通する一方、マスメディアなどでは「生活を無視したデザイン重視の計画」というような評価が一般化している。
□ 「調査した学生たちの表現を借りれば、『当事者たちにとって、今から振り返っても興奮を持って想起されるようなお祭りだった。ただし、このお祭りに参加できたのは役人と、設計者と、建築ジャーナリズムだけであった』。住民不在のお祭りだった。
□ 熊本県営保田窪団地は、公営の住宅としては明らかに失敗というしかない
熊本アートポリス自体、バブリーな計画だったので経済的な批判を浴びても仕方の無い部分もあるでしょう。しかし当省としてはやはり「コピペ」で評価をしたいと思います。コピペの新しい可能性を示したか、これが至上の評価軸であります。
以下、分析を行います。
まず設計者のデザイン言語である線の強調が、コピペの美しさを確認させてくれます。
さらに象徴的な階段の上のハット。階段の所在をランドマーク化することで居住者を温かく迎えるとともに、居住者間の平等性、そしてなにより連続感を与えてくれます。

ウリである中庭のコピペ感は素晴らしいものでした。(ただし中は見てはいけないことになっているが、見えてしまったから仕方が無い。)
特に木が均等で均質に配されており、それがコピー度を高く押し上げました。木の成長を均質に管理するにはそれだけの労力が必要で、その労力を払うだけの周囲のコピペ的調和が必要と考えられるからです。デザイン言語である線の連続と、木々の均等均質配置。全てが調和していました。
ただし小さい上にちょっと造りこまれ過ぎすぎた中庭が、サッカーボール度としてはマイナス点です。デザイン的なカイゼンが必要でしょう。住宅は時代ごとに変化しないといけませんが、変化の余地の少なそうなデザインとなっているのがいけません。
総合的に評価すると、コピペ的に上位にランクされるべき実験的な建築といえます。彼のデザイン言語がコピペと相性が良いことが分かりました。
経済的には批判がなされいていても、当省としては全面的にバックアップをしていくことにいたしました。
